愛媛県教育委員会は23日、当時の勤務先だった中学校の名簿データを流出させたとして、公立小学校校長の男性(50代)を、減給処分にしました。
県教委などによりますと、男性校長は2022年度当時、教頭として勤務していた松山市立垣生中学校の名簿データを、ルールに反してアクセス制限のかからない場所に保管し、教職員以外でも閲覧できる状態にしていたということです。
名簿データには、当時の全校生徒413人分の住所や氏名、保護者の氏名なども含まれ、発見した当時の1年生から同級生など6人に拡散されました。
6人が保有していた名簿データは削除済みで、その他の流出や悪用は確認されていないということです。
県教委では、個人情報の流出により公務運営に支障を生じさせたとして、男性校長を減給10分の1、1か月の懲戒処分としました。
県教委の聞き取りに男性校長は「個人情報の厳重な取り扱いを、徹底しなければならない立場にありながら、その職責を果たすことができなかった。多くの方々の心に不安と不信を生じさせてしまったことは痛恨の極みであり、深く反省している」などと述べているということです。
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