きのう夜に発足した高市早苗内閣で初入閣を果たした鈴木憲和農林水産大臣は、さっそく公務をスタートさせています。

山形県内から13年ぶりに誕生した農林水産大臣に、街や農家からは様々な声が上がりました。

きょう午前、大臣として初めて農林水産省に姿を現した鈴木憲和大臣は小泉進次郎前大臣との引継ぎに臨みました。

鈴木憲和 農林水産大臣「生産現場、消費者の皆さんの気持ち、大変いま難しい局面に来ている。これまでやってきていただいたことをよく踏まえて、私なりに日本国民のために努力させて頂きたい。今後のメディア対応のあり方も含めてご指導いただけたら。よろしくお願いします」

小泉進次郎 前農林水産大臣「あんなにいっぱいやらないほうが良いですよ」

木原稔 内閣官房長官「農林水産大臣 鈴木憲和」

農林水産大臣に指名された鈴木憲和大臣。

きのうは、皇居で行われた認証式で高市総理大臣から任命書が手渡されました。

夜遅くには閣議にも参加し、内閣の方針を確認。そして、きょう行われた会見で意気込みを語りました。

鈴木憲和 農林水産大臣「農は国の基なり。この言葉を私自身胸に刻みながら、安心して先を見通せる農政を実現してまいります」

注目を集めるのは、なんといってもコメの価格高騰への対応です。

鈴木憲和 農林水産大臣「私の立場で(コメの)価格が高いとか安いとかは申し上げません。価格はマーケットの中で決まるべきものだと思います。しかしながら、業務用含めて、もしくは子どもが多い世帯では『今の価格では購入が厳しい』という声も聞いていますので、多様なニーズに応えきれるような生産をしていくべきだと思っている」