ガス事業大手・岩谷産業のLPガス販売店で構成している災害復旧支援部隊の訓練が、22日、全国各地でおこなわれ、山陰では島根県出雲市で実施されました。
この訓練は、LPガス有資格者で構成している災害復旧支援部隊「Marui Gas災害救援隊」が、毎年、全国一斉におこなっていて、22日は、出雲市のLPガスの中継施設に、山陰両県から隊員が集まり、災害時のガス復旧訓練などをおこないました。
ボンベに穴が開いてガス漏れが起きたことを想定した訓練では、隊員が木製の栓などを打ち込んで穴をふさぎ、ゴムを巻きつける応急処置をおこないました。
このほか、スプリンクラーでガスタンクを冷やし、中のガスの圧力を下げて爆発を防ぐ訓練などもおこないました。
全国に3600人いる災害救援隊は、これまで30回以上、被災地の応援に出動していて、去年の能登半島地震でも、LPガスの復旧や炊き出しなどをおこなっています。
岩谷産業山陰支店 小谷康洋 支店長
「いつ、どの地域で、災害が起きるかわかりませんので、起きたときに応援できるように日頃から準備をしておく、心構えをしておくことができればいいと思っています」