国の補助金事業を巡り、宮崎市が業者に対し、補助金の返還を求めていた裁判です。福岡高裁宮崎支部は、補助金の一部を返還するとした一審判決を変更し、全額の返還を命じる判決を言い渡しました。
この問題は、2014年度の国の補助金事業をめぐり、業者が事業を完了していないにもかかわらず、宮崎市が完了したとするうその報告書を総務省に提出。
その後、宮崎市はこの事業で交付された3210万円を国に返還し、さらに業者に対して、補助金を返還するよう求めていました。
今年5月に行われた一審で、宮崎地裁は、業者に対して交付された金額の9割にあたる2889万円を市に支払うよう命じる判決を言い渡し、業者側と市側がそれぞれ控訴していました。
福岡高裁宮崎支部は7日の判決で、宮崎市側の付帯控訴を認め、業者側に、補助金の全額にあたる3210万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
注目の記事
【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

祖母を殺された小学4年生は今・・・「事件が私の人生を変えた」 山口県連続殺人放火事件から12年 被害者遺族が事件を振り返る

ドリフト?公園を暴走し荒らしたのは白のRV車 今も公園は痛々しいまま…一時の快楽で逮捕された男の行為 泥には証拠となるタイヤの痕 町は損害賠償請求も視野(山形・山辺町)
