岐阜県の世界遺産・白川郷の上流で計画されている、産業廃棄物の最終処分場をめぐり、漁協関係者らが県に建設中止を求める署名を提出しました。

白川郷へと流れる庄川の源流域、高山市荘川町では、富山市の業者が11万平方メートル=バンテリンドーム約2.5個分の敷地に、廃プラスチックや水銀を含む産業廃棄物などを埋め立てる最終処分場の建設を計画しています。

この計画に反対する飛騨地域と富山県の漁業協同組合は、「日本海に注ぐ庄川水系全体に、大規模で長期的な悪影響を及ぼす可能性がある」として、きょう建設中止を求め1万人を超える署名を県に提出しました。

業者は現在、建設予定地の周辺環境への影響を調べる、環境アセスメントを進めています。