適応障害と診断されたAさん その後は…

代理人の今西雄介弁護士は、今回の問題の経緯を以下のように説明しました。
「去年4月10日 Aさんが私立高校に入学、野球部に入部」
「4月~9月 2年生部員らによるいじめ行為」
「9月13日 Aさんがいじめに耐え切れず、寮を出て自宅に戻る」
「9月20日 野球部長である教諭がAさんの家庭を訪問した際、A君がいじめを報告し、事実調査を求める」
「9月27日 Aさんと母親が私立高校に行き、いじめ行為を報告し、事実調査を求める」
「9月30日~10月2日 私立高校が事実調査のうえ、加害部員らの一部に対して停学処分。加害部員らの一部は1か月の対外試合出場停止になったと聞いているが時期等は不明」
「10月8日 Aさんがいじめ行為を誘引とする適応障害と診断される」
「11月30日 加害部員らの謝罪の場が設けられ、Aさんの母親と代理人弁護士が出席し、加害部員らから自身の認識に基づく謝罪の手紙を受領。この日、Aさんが私立高校の自主退学を余儀なくされた」
「今年2月7日 Aさんが代理人を通じて、加害部員と私立高校などに対して謝罪と高野連への報告、再発防止策、加害部員らへの厳重な処分と損害賠償を求める通知を発送」
「4月14日 私立高校と加害部員らにより兵庫県弁護士会紛争解決センターに和解あっせん申立」
「9月5日 兵庫県弁護士会紛争解決センターで加害部員ら・私立高校などとの和解が成立」