鳥取県は18日、令和7年国勢調査で、境港市の調査員が個人情報などが記載された関係書類を紛失したと発表しました。

鳥取県統計課によりますと、紛失した書類は、世帯番号が記入された地図「調査区要図」と住宅地図の写し、それに「調査世帯一覧」です。

調査世帯一覧には、世帯番号に対応する世帯主名や住所、世帯員の数などが記されていて、最大で101世帯分あるということです。

紛失が分かったのは10月17日、境港市の調査員が境港市内で不在世帯に再訪問することを伝える連絡メモを配布し米子市内の自宅に帰った午前11時ごろで、その後、調査区周辺を捜索したものの見つからなかったということです。

調査員は、境港市に紛失の可能性があると連絡するとともに、警察に遺失物届を提出。その後、市職員や県職員も加わり捜索しましたが18日現在見つかっていないということです。

境港市は、対象調査区内の各世帯を訪問し状況の説明と謝罪を行うとともに、再発防止に向けてすべての調査員に対して調査関係書類の厳重な管理を徹底するよう周知するとしています。