「麻辣湯ブーム」の勢いがスーパーやファミレスにも広がっています。中には「まかない目当てで」“労働マー活”する人も。
「平日も大行列」本場・中国の味
「ご褒美マーラー!テスト終わりのご褒美で来た」(高1女子)
「週5とかで来てる」(20代女性)
平日にもかかわらず大行列ができていたのは、本場・中国などで7000店以上を展開する『楊國福麻辣湯 東京錦糸町店』(錦糸町マルイ7F)。
ブームを受け2024年から新店舗を続々とオープンし、現在全国で20店舗を展開する人気店です。

そもそも【麻辣湯】は、中国・四川省発祥のスープ料理。
野菜や肉、海鮮、春雨などの具材を煮込み、“花椒・唐辛子”を使った痺れるような辛さに“薬膳スパイス”がたっぷりと入ったスープが特徴です。

『楊國福麻辣湯』でも、本場・中国から取り寄せた20種類以上の香辛料や薬膳を使用した麻辣スープが人気です。
THE TIME,マーケティング部 山根千佳部員:
「ピリッとした辛さが口の中に広がる。あとから来る薬膳のような深い味わいと旨味がたまらない」

そして麻辣湯の最大の魅力と言えば、“アレンジ無限大”。
こちらでは、野菜やお肉、魚介に練り物などの具材を70種類以上から選べ、グラム数に応じて金額を支払うシステム。(100g=400円)
またスープ・辛さ・麺も選べるので、「毎日違う麻辣湯が食べられる」(20代女性)と“自分だけの麻辣湯”を楽しめます。

注文殺到「ファミレス」でも人気
11月12日までの期間限定で「第2弾 麻辣湯展(マーラータンフェア)」を開催しているのはファミレスチェーンの『バーミヤン』。

10種以上のスパイスを使った本格的な麻辣湯に加え、▼ナンプラーの旨味が効いた「トムヤム麻辣湯」(1099円)や▼ナツメや龍眼などを使った「蒸し鶏と棗の薬膳麻辣湯」(934円)など4種類をラインナップ。

▼ゴマとピーナッツの濃厚な旨味のスープが味わえる「濃厚!極み担々麻辣湯」(989円)には、大き目カットの揚げパンをトッピング。スープの旨味をたっぷり吸った食感もたまらない一皿です。

山根部員:
「ピーナッツの香りがすごい。担々麺のような味でクリーミーさもあって美味しい」
4種の麻辣湯で?すでに340万食を突破し、都心の店舗では定番の商品を抑え「人気TOP3」に入るメニューとなっているといいます。
新現象の「マー女」「労働マー活」
「麻辣湯は罪悪感がない。ラーメンよりはカロリーが低いし野菜も摂れる」(20代男性)
「薬膳系のすっきり感、体に良いのかなって」(20代女性)
街で聞いてみても、いまだ冷めやらぬ麻辣湯ブーム。中にはこんな人も…
20代女性:
「【マー女】やっています。週1ペースで食べている」
20代女性:
「【労働マー活】。好きすぎて麻辣湯店で働き始めた。まかない目当てで」
麻辣湯を頻繁に食べる「マー活」だけでなく「マー女」、好きすぎて麻辣湯店で働く「労働マー活」まで、今では新しい現象も生まれているようです。