県内各地に製麺所が誕生し、地域の味として定着していったのが、沖縄そばの「ゆで麺」だった。

ゆでた後に油をまぶされる 従来の製法でつくられる麺

二代目の知念慶太さんは今、製造工程などをSNSで紹介し、ゆで麺に関心を持ってもらおうと取り組んでいる。

「物価高騰、人件費も上がって、製麺業界は大変だと思う。後継ぎがいない製麺所が、自分たちの周りでも結構多い。結構苦労して作ってるんだよっていうか、いろんな過程を経て作っていることが伝わってほしいなと思う。そうすれば、イメージも変わると思うので」

沖縄の “ソウルフード” は進化を続ける

ゆで麺から生麺へ。時代とともに麺のトレンドが変化する中、生麺業界の若手たちは、沖縄のソウルフードをいかにつなぎ、発展させるか、奮闘している。