自民党の高市総裁が靖国神社に玉串料を奉納したことなどを受け、中国外務省は日本側に抗議したことを明らかにしました。

きょうから始まった靖国神社の秋の例大祭に合わせ、自民党の高市総裁は玉串料を奉納しました。

また、石破総理は真榊と呼ばれる供え物を奉納しています。

これについて、中国外務省の報道官は17日の記者会見で、「靖国神社は侵略戦争の罪を負う14人のA級戦犯を祀っている」と指摘したうえで、次のように反発しました。

中国外務省 林剣報道官
「中国は日本側の靖国神社をめぐる消極的な動きに断固反対し、日本側に抗議した」

また、「今年は抗日戦争勝利80年だ」としたうえで、「日本が侵略の歴史を直視・反省し、靖国神社をはじめとする歴史問題についての言動を慎み、軍国主義と一線を画すことを望む」と述べ、日本側の動きをけん制しました。