村山富市元総理の訃報をきいた大分県内外の政界からは、人柄や社会保障充実への貢献などを偲ぶ声が相次ぎました。
村山元総理の訃報を受け、自民党の衛藤晟一元参議院議員が大分市内で取材に応じ功績を偲びました。
(衛藤晟一元参議院議員)「人柄の良さと大局を見た決断力、胆力があった素晴らしい政治家。残念という感じがする」
当時、自民党内で反発があったなか、衛藤氏は同じ選挙区で戦うことになるにもかかわらず、村山総理誕生を後押ししました。

(衛藤晟一元参議院議員)「この方だったら一緒にやって新しい時代を拓けると我々は思った。だから必死で村山さんを推しました。日本の社会保障の充実のきっかけをつくったのは村山さんだと思う」
一方、社民党党首を務めた立憲民主党の吉田忠智参議院議員は会見を開き、哀悼の意を示しました。

(立憲民主党・吉田忠智参議院議員)「大変残念至極で、寂しい思いです。いつも会うたびに『吉田くんがんばれよ』とまさに息子のようにいつも可愛がっていただいた。地元の直系の後輩であり、社民党党首も4代目を務めたので、志はしっかり引き継いでいかなければならない」
社民党の福島瑞穂党首は「私がお会いした2、3年前、ご自宅の玄関で本当に元気だった。120歳、130歳まで生きる人だと思っていたのでとても寂しいです。村山さんの遺志を継いで平和と社会民主主義、みんなが安心して暮らせる政治の実現を目指してがんばりたい」

佐藤知事は「困難な時代にあって信念を持ち真摯に日本のために取り組んでいただきました。心からご冥福をお祈りいたします」とコメントしています。