青森県鶴田町のリンゴ園で、リンゴの着色を利用して文字やイラストを浮かび上がらせる「絵・文字入りリンゴ」の収穫が行われました。

赤く色づいたリンゴの表面に「じゃわめぐ」や「がっぱど」などの津軽弁。
鶴田町の拓紅園では、約35年に渡り個性豊かなイラストが浮かび上がる「絵・文字入りリンゴ」を作っています。

有袋のリンゴを袋をはがすさいに、特殊なシールを貼ることで日光が遮られ、白く浮かび上がります。

拓紅園の園主・中野光彦さんはこれまで「ふじ」や「ジョナゴールド」など様々な品種を試してきましたが、いまではほとんど栽培されていない「陸奥」が絵や文字を長い間、浮かび上がらせることがわかったといいます。

拓紅園 中野光彦 園主
「天候を心配したが、思ったより早く色が付き、ほぼ100%の出来。手に入れたら、しばらく飾ったあと、おいしく食べてほしい」

2025年は、約500個作った「絵・文字入りリンゴ」。
津軽弁のほかハロウィンをイメージしたイラストもあり、18日から道の駅つるた「鶴の里あるじゃ」で販売されます。