防災意識を高めようと宮崎県串間市の高校では、南海トラフ地震を想定した高校生による避難所運営訓練が行われました。

串間市の福島高校は2万1000人あまりが収容できる指定避難所となっていて、17日は2年生およそ40人が訓練を行いました。

訓練では、南海トラフ地震の発生を想定して、体育館で避難所の開設や近隣からの避難者の受付など運営面の確認を行いました。

さらに、生徒たちは、市が作成したマニュアルに基づいて役割ごとにグループに分かれ、避難所内にパーテーションや簡易ベッドを設置しました。

また、近隣に住む市民や福祉施設の職員なども参加して、生徒と一緒にテントの設営などを行いました。

(市民参加者)
「ただ『用意した、使ってください』ではなく、生活していて疲れない環境を作れるといいと思う。高校生が市民と関わりを持って何か一緒にしようという意識がすごい」

(生徒)
「こういう機会はあまりないのでこういう時にどう対応すべきか理解した。家や他の場所で避難した時にどう対応すべきかわかったので生かしていきたい」

福島高校では、積極的に防災などに取り組む学校に認められるセーフティプロモーションスクール「SPS認証」の取得を目指しています。