東京電力福島第一原発事故による、帰還困難区域の住宅の解体などで出た廃棄物を最終処分する埋め立て施設について、環境省はかさ上げをして容量を増やす方針を示しました。
大熊町の「クリーンセンターふたば」は、双葉郡の生活ごみのほか、帰還困難区域の住宅の解体などで出た廃棄物を埋め立てて、最終処分する施設です。
環境省によりますと、「特定帰還居住区域」が新たに設定されたことで、当初見込まれていた28万立方メートルの容量を超えることが確実となったということです。このため、環境省は、埋立地を数メートルかさ上げして、容量を増やす方針を示しました。
今後、法令の変更や地元との調整など、必要な手続きを進めることにしていて、実際にかさ上げされるのは、2035年ごろを見込んでいるということです。