ナマコなどの密漁を防止するため、赤外線カメラを搭載したドローンの実証実験が青森県むつ市の漁協で行われました。

青森県むつ市の川内町(かわうちまち)漁協では日本ドローン活用推進機構と連携して密漁船の監視用ドローンの実証実験を2021年度から行なっています。5日夜は熱を感知して撮影を行う赤外線カメラを搭載したドローンを飛ばして、不審船に見立てた漁協の船を撮影しました。撮影した映像は陸上のモニターにリアルタイムで送られ肉眼では確認できない暗闇の中でも船の上にいた男性2人の姿がはっきりと映し出されました。

※一般社団法人日本ドローン活用推進機構 石井克幸代表理事
「夜間飛行をしたが思ったよりも映像が鮮明に撮れた。密漁船が確認できるので(今後)活用できると思います」

日本ドローン活用推進機構では2023年3月の実証実験を経て、ドローンを活用した海上監視システムの実用化を目指しています。