柏崎駅前で52年続けた“時代に合わせた味”

そばよしは1973年、西村さんが同い年の妻・文子さんと共にオープンしました。

そばよし店主 西村伯和さん(79)
「180度変わって『何か味が…』というのではなくて、お客さんに分からないようにバージョンアップはずっとやっている」

『長年守り続けた変わらない味』ではなく、時代やお客の好みに合わせ、実は細かい味の調整をしているんだそうです。

お昼時を少し過ぎると、カウンター席でラーメンにカメラを向ける男性の姿が。
聞くと柏崎市出身で、この日は神奈川県から食べに来たそう。

「さっきのはフィルムカメラです。なかなかこうやってラーメン撮ったりっていうのは、最近フィルムも高いんでないんですけど、せっかくなんで」

食べ終わり店を出た後も一眼レフで店の外観を撮り、スマホでも撮影。
そして最後には、フィルムカメラでも。

神奈川県から来た客(柏崎市出身)
「本当に美味しいままで。寂しいですけど、これを最後食べられて、すごくよかったです」