▽CSファイナルステージ第2戦 福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズ/みずほPayPayドーム

勝てば日本シリーズ進出に王手をかけるソフトバンク。先発の有原は1回表、いきなり1アウト1、3塁のピンチを背負うが、粘りのピッチングで先制を許さない。

一方、早めに有原を援護したい打線だったが、日本ハム先発の福島を打ち崩せず、3回までパーフェクトに抑えられる。

味方の反撃を待つ有原は0対0の4回表、この日初めて連打で再びピンチを背負うが…後続を抑え、なんとか切り抜けると。

そのウラ、2番・柳町がチーム初ヒットとなるフェンス直撃の2ベースヒット、得点圏に進み、クリーンアップへと繋ぐ。しかし、絶好の機会も…3番栗原、4番中村と連続三振に倒れ、チャンスを生かせない。

拮抗した試合展開の中、好プレーも飛び出す。5回表、日本ハム・万波の当たりをセカンド野村勇が好捕し、アウトにすると。

そのウラ、この回先頭の5番・牧原大成の打球を先発の福島がギリギリキャッチ!これぞプロの技というファインプレーの応酬に球場が沸く。

6回表には有原が1アウト満塁のピンチを招くが、この場面も踏ん張り、試合の流れを渡さない。
(有原の成績:6回/96球/4被安打/2奪三振/3四球/1死球/0失点)

すると、0対0の8回ウラにようやく試合が動く。ソフトバンクが再びチャンスを作ると、1番・柳田が快音を響かせる。「意識していた」という史上最多タイ・CS10本目の3ランホームラン、先輩・内川に並ぶ一発でようやく試合の均衡を破る。

9回表はセーブ王の杉山がキッチリ3人で抑え、ゲームセット。ソフトバンクが日本シリーズ進出に王手をかけた。

【試合結果 ソフトバンク3-0日本ハム】

●柳田悠岐選手のヒーローインタビューより抜粋
Q久々のお立ち台
「はじめまして~柳田で~す」
Q今の気持ちは
「アドレナリンMAX!」

Q打席に向かった時の気持ち
「チャンスやったんで打つしかないと、打ったらお立ち台で初めまして!とあいさつできると、必死こいて打ちました」(球場歓声)

Qファンへ熱いメッセージ
「みなさん、お久しぶりです!シーズン中活躍できなかったので、それを少しでも取り返せるように必死こいて頑張りますので、また応援よろしくお願いします」
(球場歓声)

なお、劇的決勝アーチの柳田選手について試合後の小久保監督は「あそこで打つのがスーパースター」と称えた。

ソフトバンクは17日のCSファイナルステージ第3戦に勝利すれば、2年連続の日本シリーズ進出が決まる。