小松市は、凝灰岩などの良質な地下資源に恵まれ、弥生時代から加工技術が発達した石文化のルーツになっています。

2016年、小松の石文化は、文化庁の日本遺産に認定されました。

丸竹橋(小松市滝ケ原)


その裏には、小松市滝ケ原町で石切り場や石の橋の魅力を伝え続けるガイドの存在がありました。

山下豊さん79歳です。

里山自然学校こまつ滝ケ原 山下豊 学校長


里山自然学校こまつ滝ヶ原 山下豊 学校長「ここしかないこの石文化を他の人に見せたいなという思いがあって。見たくなる、聞きたくなる、行きたくなるというような情報の発信の仕方どうすればいいのか考えていかないといけない。」

山下さんはかつて日常生活で使われた石が、金属など他の素材に変わった現代では、新たな需要が生まれているといいます。

山下豊 学校長「前から見ると生活様式と密着していた状態からだんだん外れたが今はこうやって生活の中で壁や装飾、別の面で活用されている。水に強くて優しい感じでそういう面で滝ケ原石は凝灰岩として良い」

滝ヶ原町

山下豊 学校長「滝ケ原町は現在70世帯ほどで、見ての通り山と田んぼで里山というそういう場所。」