5年前に破産し、現在も残されたままとなっている旧大沼山形本店の建物について、シンボルとも言える大看板の撤去作業が、きょう始まります。


かつて老舗百貨店として愛された大沼山形本店は、2020年1月に破産し、その後閉店。建物は現在も残されたままとなっています。

建物を所有し管理する山形市都市振興公社によりますと、旧大沼山形本店の屋上にある大きな看板は老朽化が進み、強風によって落下する危険性があることから、撤去すると決まっていました。

今年9月から撤去作業のための足場が設置され、きょうの夜から看板の解体工事が始まります。看板は一辺が6メートルの立方体であることから、屋上で小さく解体したあと、クレーンを使って地上におろすということです。

このため、山形市中心部の七日町大通りでは、きょう午後9時から、あすの午前5時までの間、片側1車線の交通規制が行われます。交通規制は作業の進捗次第で、今後も数日行われる予定だということです。

旧大沼山形本店の解体を含む周辺の再開発については、現在、山形市、山形市都市振興公社、地権者の3者が今年度中に基本構想をとりまとめる予定となっています。

看板の解体工事は11月10日までで続き、足場の撤去は11月30日までに完了する見込みです。