「受け入れられない」。維新との連立へ向けた政策協議に大阪の自民党の府議からは懸念の声が上がっています。

 (自民党 須田旭大阪府議会議員)「大阪がどこまで犠牲になるのかという心配なところはあります。大阪で(国政・地方選挙で)たくさん涙を流してきた仲間を見てますので、大阪にとっては(連立は)受け入れられないと思ってます」

 厳しい表情で取材に応じた自民党の須田旭府議会議員。現実味を帯び始めた維新との連立政権発足に危機感を抱いています。

 10月16日開かれた維新と自民による政策協議。藤田共同代表によりますと、維新側は党として掲げる「副首都構想」や「社会保障改革」など12の項目を要望し、「可能なものはすべて期日を明確に記載すること」を求めたということです。

 協議が進む中、別の自民党の府議は、これまで2度否決された「大阪都構想」の実現を後押しするのではと懸念を示します。

 (自民党 杉本太平大阪府連総務会長)「都構想、大阪市を廃止をすることには、2度の住民投票の結果が出ております。(高市総裁には)副首都と都構想というのは、全く違うものとご理解をいただく必要がある」

 自民党は維新の要求をどこまで受け入れるのか。政策協議は17日も行われるということです。