連日、全国で相次いでいるクマによる人への被害。福島県では16日、会津地方で3人がけがをしました。
人への被害が相次いでいることを受け、県は16日午後、緊急の会議を開きました。会議では、今年度、人への被害が15人とすでに過去最多に上っていることなどが、報告されました。
県野生動物調査専門官・溝口俊夫氏「十数年に1回の異常状態です、まさに。学校周辺、通学路、社会的な弱者の方たちを守るお年寄りの散歩コース、あると思います。ここで痕跡だとか目撃情報を通じてどういうリスクがあるか、どのぐらいの頻度で目撃があるかをお考えください」

内堀知事は「今年は通常の年と異なることを認識し、エサとなるものを外に放置しないこと」などを呼びかけました。その上で、県として、市町村に対し、必要な財政支援をしていく方針も示しました。