「寝てるのに体が“全力疾走”」

広島ハートセンター循環器内科医中村真幸医師
「寝ているのに、体が”全力疾走”しているような状態です。この異常な負担が、知らないうちに血管や心臓、脳へダメージを積み重ねていくんです」

そんな”沈黙の暴走”を抱えたまま日常を過ごしていたのが、元プロ野球選手で解説者の天谷宗一郎さん(41)。妻から「寝ているときに息が止まっている」と指摘されても、自分ではまったく実感がなかったといいます。

「朝もだるくないし、昼間も眠くならない。だから大丈夫だと思っていました。」

しかし、天谷さんが番組の企画で受けた睡眠検査で告げられたのは、「睡眠時無呼吸症候群、しかも重症」という結果でした。