終戦から今年で80年を迎え、福島県内の戦没者を追悼する式典が福島市で行われました。福島市で行われた県の追悼式には、内堀知事を始め遺族会の関係者などおよそ500人が参列しました。

内堀知事「戦争の惨禍が二度と繰り返されることのないよう平和の社会を希求し続けていくことを改めてお誓い申し上げます」
式では、遺族を代表してガダルカナル島で兄を亡くした会津若松市の小湊好廣さんが、追悼の言葉を述べました。
遺族代表・小湊好廣さん「(海外での)戦争犠牲者は240万人おり、兄や弟、子女、最愛の夫を失った遺族の悲しみは戦後何年になろうと消えることはありません」
県によりますと、県内では第二次世界大戦で6万6000人あまりが命を落としたということです。終戦から80年の節目を迎えた今年、参列者たちは、戦没者の冥福を祈るとともに、平和への誓いを新たにしていました。
