2019年の台風で被害が出た、福島県郡山市の逢瀬川などの水害対策を話し合う会議が開かれ、気候変動にあわせた対策を強化することになりました。

2019年の台風19号で、郡山市などでは阿武隈川の支流の逢瀬川や谷田川が氾濫して、大きな被害が出ました。このため去年、2つの川は重点的に対策を進める「特定都市河川」に指定されました。

15日、この2つの川の水害対策を話し合う会議が開かれ、県の担当者や専門家が出席しました。会議では、最近の気候変動を踏まえ、これまで最も浸水範囲が広かった1986年の集中豪雨を上回る被害を想定して、およそ30年をかけて対策に取り組むことを確認しました。

今後、県や市が連携して雨を一時的に貯める場所の整備などを進めることにしています。