最高峰の舞台には、同い年のスーパースターが待っている。投手・大谷との対戦については。
鈴木:
楽しみですね。どうせ三振だろうけど…楽しみですよ。
記者:
メジャーでの初対戦の初球は変化球が来ますかね?
鈴木:
来そうです。あいつの性格は来ます、絶対に。なんか笑いながらカーブ投げてきそう、遊んできそうですね。そういうのも、楽しみですね。
記者:
1994年生まれは何世代?
鈴木:
今はもう翔平、大谷世代じゃないですか。
記者:
いつかは鈴木誠也世代に…
鈴木:
ないっすね、それはないっす(笑)それは要らないです。「翔平様」と「羽生(結弦)様」で、ずっとこう…行ってくれればと思います(笑)。
余計なお世話かと思いつつも、周囲が心配する“英会話”についても聞いてみた。
鈴木:
ジェスチャーでいけちゃうかなみたいな。日本に来てる外国人とも結構、コミュニケーション取るんですけど、喋れないけど、大丈夫かな、と。日本語を突き通して逆に(外国人選手に)日本語を喋らせるくらいの感じですよ。
インタビュー当時、まだ見ぬメジャーのユニフォームをまとっての入団会見にも思いを巡らせていた。
鈴木:
(英語ではなく)日本語ですね。やっぱ日本語で突き通そうかな。
東京五輪で日本代表の4番を務め、悲願の金メダルをもたらした侍・鈴木が「世界で1番の選手になる」ため、今度は海を渡る。
■鈴木誠也(すずき・せいや)
1994年8月18日生まれ、27歳。東京都出身。181センチ、98キロ。右投げ右打ち。外野手。二松学舎大付高校から2012年ドラフト2位で広島入団。プロ1年目の13年9月14日、巨人戦で初出場(代打)。首位打者・最高出塁率各2回(いずれも19・21年)、ベストナイン5回(16~20年)、ゴールデングラブ賞4回(16~17・19~20年)。通算成績は902試合、937安打、182本塁打、562打点、打率.315。17年WBC、19年プレミア12、21年東京五輪代表。