江戸時代に命がけで水路を整備した先人について学んでもらおうと、福岡県うきは市で小学生を対象にした舟下りが行われました。

RKB 瓜生正太郎記者
「江戸時代から使われている水路の歴史を学ぶために子どもたちが舟下りをしています」

15日うきは市で行われた千年丸の「舟下り」には、地元の小学校の4年生、45人が参加しました。

子どもたちが船で下ったのは、筑後川沿いに今から360年以上前に整備された水路です。

当時、水不足に苦しむ農民のために5人の庄屋が立ち上がり、失敗すれば磔の刑になることを覚悟しながら挑んだとされています。

子どもたちは先人の偉業を感じながら、およそ1.3キロの水路を下っていきました。

参加した小学生
「すごかった。丸石を積み上げてるところとか」

参加した小学生
「流れとかが違って楽しかった」

この体験は地域の住民などで作る会が21年前から行っていて、「郷土への誇りや愛着心を持ってほしい」と話していました。