青森商工会議所は青森市に対し、若者の人材定着に向けた取り組みなどについて要望書を提出しました。
要望書には、若者の地元定着を目指した持続的な対策や、洋上風力発電事業の青森港の整備促進など10項目が盛り込まれています。
雇用の拡大と若者の人材育成については、工科系の専門教育機関を設置する要望が出されました。
青森商工会議所 倉橋純造 会頭
「青森の若者の工科的な考え・技術・学術的なものを期待してくる。それがないと、いくら水が良く、エネルギーがあるといってもなかなかインパクトがない。気をつけていかないと工科系は将来性がないなと」
要望書では、青森市の若者の流出は高い数値で推移し、2010年からの10年でみると15歳~29歳の人口が約26%減るなど、東北の県庁所在地で比較すると最も高い減少比率となっていると危機感を表しています。
西秀記 市長は、人材育成ができる環境作りについて大学と連携しながら工科系の学部の設置などを検討していきたいとしています。