全国各地でクマの出没や被害が相次いでいます。そんなクマの繁殖行動を世界で初めて撮影に成功。そこに写っていた衝撃的な出来事とは。
全国各地で相次いでいるクマによる人身被害。
これは、野生のツキノワグマの首輪に取り付けられたカメラの映像です。世界で初めて繁殖行動を記録することに成功したという、その映像には…。
前を歩くメスを追いかけるオス。木の上で眠るメスを、オスが木の下で見守り、寄り添って一緒に過ごす姿が。
しかし、時にはメスをめぐってか、オス同士が争う姿も。さらに、シカやカモシカも食べるクマ。
首輪カメラはこのあと、子グマを食べる、いわゆる共食いの様子も捉えていました。
子どもを連れたメスと繁殖行動をするため、子グマを殺すことでメスの発情を促すことがあるようです。
岩手大学 山内貴義 准教授
「繁殖期のオスと出会うと、子どもを殺されてしまう可能性がある。母グマも、子グマを守るために非常に神経質になっている。そういうときに人間と遭遇すると、襲ってくる可能性は非常に高くなる」
6月から7月にかけての繁殖期は過ぎましたが、紅葉の時期、山に入る際、クマとの接触をさけるうえで重要な目印が首輪カメラ映像に写っていました。
木の上でカスミザクラの果実を食べるクマ。手前の枝が束になっている、これが『クマ棚』です。
岩手大学 山内貴義 准教授
「小枝を集めてきてバキバキ折りながら実などを食べるので、鳥の巣のような形のものが残る。それは『クマ棚』と通常言われているが、フィールドサインを見逃さないようにするというのが事故を防ぐ一つのポイント」
この大きな鳥の巣のような枝の塊を見つけたときは、近くにクマがいる可能性が高いため、十分注意が必要です。
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