自らが経営する店の女性従業員6人に性的暴行などを繰り返したとして、懲役30年の判決を言い渡された男の控訴審が始まりました。男は1審に続いて無罪を主張しました。

1審での本多道雄被告(画:小田啓典)

起訴状などによりますと、福岡県や佐賀県でペットショップを経営していた本多道雄被告(67)は、2017年からおよそ5年間、女性従業員6人に性的暴行などを繰り返したとされています。

1審での本多道雄被告(画:小田啓典)

1審の福岡地裁は今年2月、「女性従業員を恐怖で支配して服従させた」として有期刑で最も重い懲役30年の判決を言い渡し弁護側が控訴していました。

福岡高裁

14日福岡高裁で始まった控訴審で本多被告は、「相手の自由を暴力で奪って性交したことはなく、同意の上だった」などと述べ、改めて無罪を主張。

これに対し検察側は控訴棄却を求めました。

裁判は14日結審し、判決は12月18日に言い渡されます。