愛媛県と今治市が14日、今治市中心部に合同庁舎を整備する協定書に調印しました。

県庁で行われた調印式では、中村知事と今治市の徳永繁樹市長が基本協定書にサインしました。

中村時広 知事
「いろんな面でメリットが双方にもたらされるのがこの合同庁舎の建築でなかろうかと判断をいたしたところでございます」

今治市 徳永繁樹市長
「双方にメリットがあるそして何よりも究極の窓口ワンストップが実現できるのではないかというふうに思い、県の方に打診をさせていただきました」

今回の合同庁舎整備は、県の今治支局が完成から56年、今治市役所の本庁舎が67年を経過するなど、建物の老朽化が進む中で浮上しました。

協定書などによると、県と今治市の合同庁舎は市内旭町に建設されます。
県の今治支局と、隣接する今治市の河野美術館を解体し整備する計画です。

敷地は県今治支局の土地を今治市が買い取って所有し、建物も市が所有しますが、費用は県も負担します。

一方、市役所は本庁舎と、2つの別館いずれも、建築家の丹下健三氏の事務所が設計していて、今後の活用法を探ります。