大きな災害は、どこかで、必ず発生する。その時、命を守り、被害を最小にするための授業が14日、北海道標茶町で行われました。
「台風が発生したときってみんなどういう風に行動するかな?」
14日の標茶小学校です。付箋をみると「外に出ない、戸を閉める」の文字。
6年生の子どもたちが作っているのは、「マイ・タイムライン」と呼ばれる防災時の1人ひとりの行動計画です。
いざという時に慌てないで行動するため「いつ・どのタイミングで・何をするのか」をあらかじめ、時系列でまとめます。
北海道では9月、「線状降水帯の発生」が初めて発表されるなど大雨被害の懸念も高まっています。
標茶町でも、2018年3月に大雨と雪解けで釧路川が増水、1200世帯以上に避難指示が発表されました。
授業では、台風が発生し、川の水位が上昇したという想定で、氾濫までの数日間の備えや実際に氾濫した場合に、取るべき行動を話し合いました。
参加した小学生
「いま避難の準備をした遅くない?避難のバッグを事前に準備をしておけばいい」
その後、グループ内で特に必要だと思った行動=「気づき」を発表し、理解を深めました。
参加した小学生
「(大事なことは)早めに避難バッグを準備し、赤ちゃんや高齢者を早めに避難をさせることです」
タイムラインで災害時、取るべき行動をあらかじめ決めておくと、避難のタイミングを逃さず大切な命を守ることができるのです。