鎌倉で出会うバーンロムサイ

バーンロムサイは日本では鎌倉に店舗を構え、衣類や雑貨などを販売しています。
例えば、インドコットンを使ったブラウスやパンツ、ピンクや赤など色鮮やかな花柄が刺繍されたタイの山岳民族の衣装をリメイクした財布などがあります。

最近は、鎌倉の街は外国人旅行者が多く訪れていて、お店も駅から鎌倉の大仏に向かう道の途中にあるため、取材中も外国人客がたびたび訪れていました。
現地タイで作られたものはもちろん、コロナの時に始めた岐阜県の縫製工場で外国人実習生が作った「ジャパンメイド」のものも人気だそうです。

販売されている商品の一部

商品がどう作られ、どこに還元されるのか

取材した日にお店にいたのは、2年前からバーンロムサイで働く台湾出身の林芳宇(リン・ファンユ)さん。バーンロムサイの誇れるところを聞きました。

バーンロムサイで働く台湾出身の林芳宇さん
「商品の販売だけではなく、その商品はどうやって作っているのかとか、お客さんとしてもお金を払っているわけで、その払ったお金はどこに行くのかという、そういうストーリーを伝えるのはすごくバーンロムサイの強みかなと思います。大量生産のものは確かに安いから買いやすいんですけど、捨てられるのも早いから地球にも優しくないし、お金も一部の人だけに集中してしまう。もっといい循環を作る社会貢献ができればいいかなと思います」

バーンロムサイのスタッフ 林芳宇さん

バーンロムサイが作る衣類や雑貨は、鎌倉の店舗のほかオンラインショップでも購入できます。

買うことで、代金が子どもたちの支援に使われます。

鎌倉店 外観

(TBSラジオ「人権TODAY」担当:進藤誠人)