北アルプスの白馬岳(しろうまだけ)で、12日に道に迷って動けなくなっていた高校生ら2人が、13日の昼ごろ救助隊に発見、救助されました。
2人にけがはなく、救助隊員に付き添われて下山しました。

救助されたのは、茨城県龍ケ崎市(りゅうがさきし)に住む農業の19歳の男性と、千葉県長生郡(ちょうせいぐん)に住む17歳の男子高校生です。


大町警察署によりますと、2人は12日に日帰りの予定で白馬村の猿倉登山口から白馬岳に入りましたが、道に迷い、午後3時半すぎに、「急な岩場の斜面で行動できなくなった」と、通報しました。

場所は白馬大雪渓の標高およそ2200メートルの地点で、県警が13日の早朝から救助に向かい、昼ごろ2人を発見しました。

2人にけがはなく、救助隊員に付き添われて、午後5時過ぎに、猿倉登山口に下山したということです。


白馬大雪渓は、雪解けによるクレバスが出来たり、崩落が起きたりしていることから9月29日から通行止めになっていました。