各地に大きな爪痕を残した霧島・姶良集中豪雨から2か月が過ぎ、被災地も実りの秋を迎えました。
被害を受けた鹿児島県姶良市の田んぼでも、稲刈りがありました。

(記者)「8月の豪雨で大きな被害を受けた姶良市北山上集落の田んぼです。実りの秋を迎え、集落の人が集まって稲刈りが行われています」
姶良市北部の山間にある北山上集落です。

集落を流れる山田川が氾濫し、川沿いにあった土手が流され、こちらの田んぼは壊滅的な被害を受けました。
所有する比知屋修治さんは、一度はあきらめかけたものの、残ったイネを大切に育ててきました。

(比知屋修治さん)「なんとか刈ることができて、イネもきれいに育ってくれてよかった。(最初は)本当にどうなるかと思って、今年コメがとれるんだろうかと心配した」

稲刈りには同じ姶良市に住む長男の良介さんも駆けつけました。
(長男 良介さん・37)「最初は(流された田んぼの)写真が1枚送られてきた。『えっ!?』と、流れ込んだ流木などをどけたり、土砂を撤去したりして手伝った。稲刈りが終わったら安心する。しっかり親孝行したい」