強い台風23号は、きょう(13日)明け方から昼前にかけて強い勢力で伊豆諸島に接近するでしょう。

台風23号は、現在、暴風域を伴って日本の南の海上にあります。この後、やや発達しながら東へと進み、きょうの昼前にかけて、強い勢力で伊豆諸島に最も近づくでしょう。

八丈島など伊豆諸島では、きょうの未明から雨や風が強まり、朝から昼前にかけては大荒れの天気となるおそれがあります。暴風や高波、土砂災害などに厳重に警戒してください。

現在の八丈島の様子です。八丈町など伊豆諸島南部には、現在、大雨・暴風・波浪警報がそれぞれ発表されています。

町役場によりますと、きのう(12日)午後6時現在、島の人口のおよそ4パーセントにあたる256人が学校や公民館などに避難していて、台風22号による大きな被害を受けた末吉地区の避難者が特に多いということです。

また、強い台風23号が接近するため、きょう(13日)は島に物資などが届く予定はないということです。

今も広い範囲で土砂災害の爪痕が残るほか、停電や断水が続き、被害の拡大や復旧の遅れが心配される中、島の住民は不安な夜を過ごしています。