奈良県教育委員会は、特別支援学校の実技授業で不適切な行為をしたとして、47歳の男性教諭に停職6か月の懲戒処分を下しました。

奈良県教委によりますと、県立盲学校に勤める男性教諭(47)は今年8月、マッサージを含む実技の補習授業で、2人きりの際に生徒をうつ伏せの状態にして、腰から背中、首筋にかけて、着衣をめくって、直接肌に触れてマッサージしたほか、あおむけの状態にして首やすねなどにも直接触れたということです。

生徒が、すぐに他の教諭に申し出たことから事案が発覚。この盲学校では、▽1対1で行わない▽直接肌に触れないなどのルールが定められていました。

男性教諭は「生徒のために熱心に指導をしようと思った」と話しているということですが、教育委員会は、生徒に精神的苦痛を与え体調不良を起こさせたとして、10月10日付けで停職6カ月の懲戒処分を下しました。