鹿児島を代表する民謡「おはら節」。鹿児島市の原良地区がその発祥の地ともいわれています。原良小学校できょう10日、運動会へ向けた練習が始まりました。
「おはら節」は江戸時代のはじめに現在の宮崎県都城市の武士が戦地で歌った歌を鹿児島市の原良地区の武士が地元に帰って歌詞をつけて歌い始めた「原良節」が発祥ともいわれています。
県内に広まる過程で「小さい」という字が加わり「小原良節」と呼ばれるようになったといわれています。
原良小学校では3年前から運動会で全校児童や保護者で踊っていて去年は1500人以上が参加しました。
10日は運動会を前に3年生の児童140人が地元の伝統芸能保存会の出前授業に参加し、おはら節の歴史などを学んだあと全員で踊りました。
(児童)「江戸時代につくった人の気持ちを考えながら踊っていきたい」
(原良永吉伝統芸能保存会 益田愛子会長)「発祥の地で生まれているので誇りを持って踊ってほしい」
原良小学校の運動会は今月26日で子どもたちは体育の授業などで練習を重ねていきます。