JAしまね出雲平田柿部会 川瀬利治 部会長
「平田地区においては春先の凍霜害、これが3月30日から4月1日に発生しました。これで芽が焼けてしまったと。平田だけだと例年の半分になります」

平田地区の今年の西条柿の出荷量は、去年の約200トンから、今年は110トンの見込みと、半分に落ち込んでしまったのです。

原因は、春の低温と霜の被害。この時点で半分の芽が枯れてしまっていたのです。さらに、梅雨の渇水に夏の猛暑など生産者にとって甘くない年になりました。それでも…

「これだけいろんなことがありましたけど生産者の努力でここまで積み上げました。甘さは90%くらいは…例年と比べても負けないと思っています」

そうして迎えた今年の出発式。JAによると島根県全体としては、浜田など県西部の生産でカバーし、前年比95%の250トンを出荷できる見込みです。

西条柿『こづち』は、広島・山口など山陽地方を中心に出荷されます。