5日、石川県小松市の山間部で土砂崩れが発生し、30代の男性1人が巻き込まれ死亡した事故で、周辺では以前から水晶が採れるということで、県外からも訪れる人が後を絶ちませんでした。

10日、土地の所有者に許可を得て、その現場を取材しました。

5日の午前9時半ごろ、小松市金平町の通称・水晶山で、愛知県の30代の男性が土砂崩れに巻き込まれ死亡する事故が起きました。

一緒にいた20代の男性は、警察に「水晶を探している途中で土砂崩れにあった」と話しています。

水晶山と呼ばれるこの山、一体、どんな場所なのでしょうか。許可を得て現場に入ると…

記者リポート「至る所で土砂が崩れ、大きな岩が転がり落ちている様子が見受けられます」

同行してくれた金平町の町内会長、出口重隆さんです。

金平町町内会長・出口重隆「ここは水晶山といって鉱山の残土を捨ててある。」

出口さんはこれまでも、県外ナンバーの車が度々停まっているのを目撃したといいます。

金平町町内会長・出口重隆さん「(どこから来る?)名古屋。(なぜ?)ネットか何かで。名古屋の方では(情報が)結構出ていたみたい。2年ほど前から県外ナンバーが上に停めてはここへ掘りに来ていた。ここと2か所あるみたい。私もあまり詳しくないけどここに来るのはよく見た。」