台風23号はあす11日朝から昼すぎにかけて奄美地方に最も接近する見込みです。奄美地方では次第に波が高くなっていて、海の便に乱れが出ています。

台風23号は、奄美大島の東南東320キロにあって、発達しながら1時間に20キロの速さで北西に進んでいます。
奄美地方は10日夜はじめごろ、北部が風速15メートル以上の強風域に入り、11日朝から昼すぎにかけて最も接近する見込みです。種子島・屋久島地方は11日夕方、薩摩、大隅地方は11日夜遅くに最も接近するおそれがあります。

台風が接近している奄美大島・龍郷町では、次第に波が高くなっています。
奄美地方で11日にかけて予想される最大瞬間風速は35メートル、波の高さは最大5メートルです。

奄美市の名瀬港では、台風に備えて漁師たちが船をロープで固定していました。
(漁師)「直撃しなければいい。それてほしい」
暴風、うねりを伴った高波、土砂災害に警戒が必要です。

台風の接近に伴い、県内の海の便に欠航が出ています。
10日は、「フェリー屋久島2」、奄美航路の「クイーンコーラルクロス」「フェリーあまみ」「フェリーきかい」、11日も「フェリー屋久島2」と「フェリーあまみ」の欠航が決まっています。