沖縄各地に甚大な被害を及ぼした1944年の10・10空襲から81年。激しい空襲の爪痕が県庁の敷地内に残っています。

赤く焼けた地面。散乱する屋根瓦。黒くなっているのは、建物などの焼け跡です。

ここは、81年前の10・10空襲やその後の戦闘によって、集落全体が焼失した「湧田村」跡。去年10月から、県庁の敷地内で始まった発掘調査で、戦中・戦後の姿があらわになりました。

▽県立埋蔵文化財センター・宮城淳一主任専門員
「こちらが、昔、戦争前にあった建物の床下になります。この上、ちょっと炭とかですね、赤く焼けた層があるんですが」「戦争によって焼けてしまったものがここに堆積しているのではないかなと考えています」