デンマークの首相は、15歳未満の子どもによるSNSの利用を禁止する方針を表明しました。

現地メディアによりますと、デンマークのフレデリクセン首相は7日、15歳未満の子どものSNS利用を禁止する方針を明らかにしました。

フレデリクセン首相は、SNSの影響で多くの子どもや若者が不安やうつに苦しんでいると指摘。「携帯電話やSNSが子どもたちの幼少期を奪っている」と述べ、利用制限の必要性を強調しました。

13歳以上については、保護者の許可を得れば利用できるようにする方針です。

今後、議会での審議などを経て法案化するとみられ、早ければ来年にも施行される見通しです。

子どものSNS利用をめぐっては、オーストラリアで去年、16歳未満の利用を禁止する法律が成立したほか、ノルウェーも年齢制限を13歳から15歳未満に引き上げる方針を示すなど、各国で対策が進められています。