「電話応対の甲子園」と呼ばれる全国大会を目指し、日頃培ったスキルを競う大会が鹿児島市で開かれました。
「お電話ありがとうございます。牛タン遊座・片倉でございます」
集中した表情で、受話器と向き合う人たち。
カクイックス交流センターで開かれたコンクールには、『電話応対の甲子園』と呼ばれる全国大会を目指し、鹿児島県内各地の企業から17人が参加しました。

宮城県仙台市で全国大会が開催されることにちなみ、与えられた応対テーマは、名物の牛タン通販サイトのコールセンター。出場者は通販サイトの社員になりきり、日ごろ培った応対スキルを披露していました。

(現場サポート・山下千咲さん)「牛タンと合わせてほかのお料理もご用意する予定はありますか」
熱戦の末、全国大会への切符を手にしたのは、初出場・南国殖産の久留佳奈さん。

「さしつかえなければ、今回はどなたとどのような場面でお召し上がりになるご予定か、お伺いしてもよろしいでしょうか」
「今年卒業したゼミの教え子が二人遊びに来るので、私たち夫婦でもてなそうと思っています」
「貴重な機会に当店をお選びいただきまして、ありがとうございます」
大会本部によりますと、自然に客のニーズを引き出していた点が優れていたということです。
久留さんは、来月14日に開催される全国大会に出場します。