非常に強い勢力となった台風22号は、あす9日(木)明け方から朝にかけて八丈島など伊豆諸島南部を直撃する可能性が高くなっています。

気象庁からは暴風と波浪に関する特別警報が発表される可能性があると発表され、未明から昼前にかけては線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあると発表されています。伊豆諸島、特に八丈島など南部ではきょう8日(水)の明るいうちに、身の安全を確保してください。

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▼一部家屋が倒壊するような暴風に?予想される最大瞬間風速

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恐怖を感じる猛烈な雨のおそれ

伊豆諸島南部では、きょう8日(水)夜以降に急激に雨足が強まってくるでしょう。特にあす9日(木)未明から明け方ごろを中心に、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあり、昼前にかけては線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。あす9日(木)正午までの24時間に降る雨の量は、伊豆諸島南部の多い所で300ミリの見通しです。大雨災害に厳重な警戒が必要です。

これまで経験したことない暴風予想

また、台風22号は中心付近の気圧が930hPa前後と極めて低い状態で接近することが特徴です。そのため、これまで経験したことがないような暴風が吹き荒れるおそれがあります。特に伊豆諸島南部で予想される最大瞬間風速は、あす9日(木)は70メートルと一部の家屋が倒壊するような大変危険な暴風が予想されています。

【予想される最大瞬間風速】
▼きょう8日(水)
伊豆諸島 35メートル
▼あす9日(木)
伊豆諸島 70メートル
関東 35メートル

暗い時間に荒天 早めの安全確保を

予想される波の高さは、あす9日(木)の伊豆諸島で最大12メートルの見通しです。気象庁は、暴風と高波(波浪)に関する特別警報を発表する可能性があるとしています。伊豆諸島、特に八丈島など南部では暗い時間に大荒れの天気となる見通しですので、きょう8日(水)の明るいうちに、頑丈な建物内の2階以上など安全な所に移動をしてください。

【予想される波の高さ(うねりを伴う)】
▼きょう8日(水)
伊豆諸島 6メートル
▼あす9日(木)
伊豆諸島 12メートル
関東 7メートル

新たな台風発生へ 3連休へ影響のおそれも

また、台風22号とは別に、南の海上では新たに台風23号が発生する見通しです。現段階では、連休初日の11日(土)に沖縄など南西諸島へ近づくおそれがあります。その後、進路を東寄りに変えて、連休最終日の13日(月・祝)には再び伊豆諸島に接近する可能性があります。こちらも、今後の最新情報に気をつけた方がいいでしょう。

【きょう8日(水)の各地の予想最高気温】
札幌 :22℃ 釧路:21℃
青森 :23℃ 盛岡:23℃
仙台 :26℃ 新潟:25℃
長野 :26℃ 金沢:26℃
名古屋:30℃ 東京:28℃
大阪 :31℃ 岡山:29℃
広島 :30℃ 松江:25℃
高知 :32℃ 福岡:29℃
鹿児島:30℃ 那覇:32℃

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▼一部家屋が倒壊するような暴風に?予想される最大瞬間風速

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