万博運営費の黒字見込みが最大280億円となると発表されました。

 閉幕まであと6日となった大阪・関西万博。9月12日以降、一般来場者数は毎日20万人を超えています。そんななか、多くの人が列をつくる場所のひとつが、万博関連グッズのオフィシャルストア。

 「(Qどこから来た?)京都です。(Qお目当ては?)なんかぬいぐるみが欲しかってんな。(店内は)すごく激混みでしたね。満員電車のような感じでした」

 博覧会協会は10月7日、会場警備費などの運営費について、230億円~280億円の黒字が見込まれると明らかにしました。チケット売り上げが損益分岐点を超えたほか、ミャクミャクグッズなど公式ライセンス商品の売り上げが8月末時点で、約800億円に達したことが理由だということです。

 (博覧会協会 十倉雅和会長)「浄財という言い方はおかしいかもしれないが、万博の意義、レガシー、しっかり伝えるのに使いたい。皆さんに感動していただいたものをできるだけ多くの方に残るようなものに使われたらいいな」

 協会によりますと、黒字となった運営費をどのように活用するかは、今後、国で設置される委員会で議論されるということです。