アメリカ海軍・前畑弾薬庫の移転先の施設配置案について日米が合意したことを受けて、長崎県佐世保市と防衛省は、6日、移設先である針尾弾薬庫周辺の住民に対し説明会を開きました。

針尾弾薬庫がある長崎県佐世保市の江上地区で開かれた6日の説明会には、地元の住民らおよそ30人が集まりました。

アメリカ海軍前畑弾薬庫の移設をめぐり、2025年8月、日米間で合意した配置案では、針尾弾薬庫周辺の湾を埋め立て火薬庫を整備するなどとされています。

現地での測量や調査が始まってから工事が完了するまでには20年程度かかる見込みです。

佐世保市 宮島 大典 市長「移設先の地域の皆様の安全、住民の皆様の安心をしっかり確保していくことが、最大の責務だと考えております」

江上地区自治協議会 栗山 一彦 会長(85)「そもそも地元としては(移設に)反対でした。弾薬が地元に、足元にあるわけですよ。工事が終わってからも不安でいっぱい。」

佐世保市と防衛省は7日、針尾地区住民にも同様の説明会を開き、不安解消に務めたいとしています。