愛媛県松山市の秋祭りは多くの地域で7日が最終日です。

各地の神社ではみこしが宮出しされた後、みこし同士をぶつけ合う鉢合わせが行われるなど、最高潮を迎えました。

このうち三津厳島神社では、日付が変わったころから地元保存会のメンバーによる「虎舞」が奉納されました。

虎舞は松山城の初代城主・加藤嘉明が、朝鮮出兵の際に虎を退治したという言い伝えを再現したものです。

(栃木リポーター)
「時刻は午前1時です。今、一斉にかき夫たちが走り出しました」

三津厳島の宮出しは、午前1時に行われることから「暁の宮出し」と言われています。

今年38年ぶりに新調された古三津南神輿など、4体が運び出されると、2体ずつ二手に分かれ「鉢合わせ」が始まりました。

こちらの鉢合わせは、みこしの担ぎ棒が重なるように、正面からぶつけるのが特徴です。

未明の境内はみこしとかき夫が入り乱れ、熱気に包まれていました。

(子ども)
「ぶつかってるところが楽しかったです」

(広島から)
「最高ですね。広島から来たがいい祭りですね。みんな熱いです」

(かき夫)
「初参戦だったがいい感じ。結構迫力がある。思ったよりは」
「今年は僕は古三津南のところだったが、38年ぶりに新調の神輿ということで、地域の皆さんに応援してもらっていい祭り、いい鉢合わせができた」
「皆さんガツンと熱い心をもってやってもらった。ありがとうございます」