今年のノーベル生理学・医学賞に大阪大学特任教授の坂口志文さんら3人の受賞が決まりました。

受賞の知らせを受けた坂口教授は、大阪大学吹田キャンパスで午後8時すぎから記者会見を行い、喜びを語りました。

大阪大学 坂口志文 特任教授
「うれしい驚きといいましょうか、そういうことにつきます。私たちのやってきたこの研究というのが、何らかのご褒美があるかもしれないと思いましたが、この時点で、このような名誉をいただくのは非常に驚きでありますし、光栄に思っております」

坂口教授らは、免疫細胞の活動を調整し過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見。リウマチや1型糖尿病、がん治療などへの応用が期待されています。

日本人の生理学・医学賞の受賞は京都大学の本庶佑特別教授に続き、7年ぶり6人目です。