新嘗祭で天皇陛下に献上する米の収穫が高知県中土佐町で行われました。今年は天候に恵まれ、米の出来は「最高」だということです。
新嘗祭とは、毎年11月23日に皇室で行われる秋の実りに感謝するまつりで、全国各地から天皇陛下に新米などが献上されます。

今年、県内で選ばれたのは中土佐町大野見の西岡英男(にしおかえいお)さんの田んぼです。西岡さんは、米作り歴30年。その熱心さと地域の人からの信頼の高さが、選ばれた理由です。

6日は、地元の女性6人が「刈女(かりめ)」となり、手作業で稲を刈り取っていきました。献上する「ヒノヒカリ」は、香りが高く、粘り強いのが特徴です。今年は、適度に雨が降って台風の被害もなく、「最高の出来」だということです。


(西岡 英男さん)
「ご覧の通り黄金色になっていますので安心しました。米作りは何年やっても難しいですけど、今年は今までで一番良かったと思って自信を持っています」

収穫した米は乾燥して脱穀し10月下旬に納められる予定です。