おととい4日に行われた自民党の総裁選挙で、高市早苗 前経済安全保障担当大臣が新たな総裁に選ばれました。

鹿児島県内では、小泉進次郎 農林水産大臣がトップの党員票を獲得し、態度を明らかにした県関係国会議員の3人全員が小泉氏に投票しました。

自民党の総裁選は1回目の投票で1位となった高市氏と、2位の小泉氏による決選投票となり、決選投票では高市氏が185票、小泉氏が156票で、高市氏が新たな総裁に選ばれました。

(自民党・高市早苗 新総裁)「働いて働いて働いて働いて働く。日本のために、自民党を立て直すために専門分野で仕事をしてもらうようお願いする」

自民党の県関係国会議員のうち、衆議院鹿児島2区選出の三反園訓議員、衆議院比例九州選出の宮路拓馬議員、参議院鹿児島選挙区選出の野村哲郎議員は1回目、決選投票ともに小泉氏に投票し、衆議院鹿児島4区選出で党幹事長の森山裕議員は投票先を明らかにしませんでした。

(衆議院鹿児島2区・三反園訓 議員)「小泉候補の祖父は、私の選挙区の南さつま市加世田の出身。鹿児島の発展のためにも小泉候補がふさわしいのではないかと思っていたが、党員・党友の多くが高市候補を応援した。そういった意味で、今回は高市新総裁が選ばれたと思っている」

(衆議院比例九州・宮路拓馬 議員)「自民党はこれまでも『終わればノーサイド』で一丸となってやってきた。ただ、今回は衆参ともに少数与党の中で迎える。新たな野党との連携の枠組みということもある」

(参議院鹿児島選挙区・野村哲郎 議員)「私も20年間、国会に籍を置いているが、女性は初めてなので、いいことではないか。若い人が出てきたり、女性が出たり。新しい自民党の出発だと思う」